アクセスポイントモード(Access Point Mode): Wi-Fiルータの新たな機能

アクセスポイントモード(Access Point Mode)は、Wi-Fiルータの重要な動作モードの一つで、ルータ機能を停止し、単独のWi-Fiアクセスポイントとして機能します。

本記事では、アクセスポイントモードの役割、利点、そして具体的な使用シーンについて詳しく解説します。

このモードを理解することで、ネットワークの最適化やトラブルシューティングに役立つ知識を得ることができます。

アクセスポイントモードの基本

1. アクセスポイントモードとは?

アクセスポイントモードは、Wi-FiルータがLAN内のデバイス間の通信を行うためのモードです。

このモードでは、インターネットへの接続や中継は行わず、物理的な接続を確立することに特化しています。

通常、Wi-Fi対応のブロードバンドルータに搭載されています。

2. ルータモードとの違い

アクセスポイントモードと対照的に、ルータモード(RTモード)では、ISPへの接続やグローバルIPアドレスの取得、DHCPによるローカルIPアドレスの配布が可能です。

つまり、ルータモードはインターネット接続を管理しますが、アクセスポイントモードはLAN内のデバイス同士の通信のみを扱います。

アクセスポイントモードの利用シーン

1. LAN内での通信

アクセスポイントモードは、ネットワーク内でデバイス間のデータ転送を行うために使用されます。

たとえば、家庭やオフィスのLANにおいて、複数のデバイスが相互に通信する必要がある場合に最適です。

2. 外部接続用のルータとの併用

このモードは、LAN内に外部接続用の有線ルータが存在する場合にも便利です。

この場合、Wi-Fiルータの持つルータ機能を利用せず、アクセスポイントとしての機能だけを活用します。

アクセスポイントモードの設定方法

アクセスポイントモード(Access Point Mode): Wi-Fiルータの新たな機能

1. モードの切り替え

多くのWi-Fiルータは、筐体にあるスイッチやダイヤルを使ってモードを切り替えることができます。

一般的に、ルータモードは「RT」、アクセスポイントモードは「AP」と表示されています。

2. 設定手順

  • ルータの管理画面にアクセス: IPアドレスをブラウザに入力し、管理画面を開きます。
  • モード設定を選択: 「動作モード」や「設定メニュー」からアクセスポイントモードを選択します。
  • 設定を保存: 変更を適用し、ルータを再起動します。

まとめ

アクセスポイントモードは、Wi-Fiルータの機能を最大限に活用するための重要な設定です。

このモードを利用することで、LAN内の通信を円滑にし、外部の接続用ルータと組み合わせて効果的にネットワークを構築することができます。

モードの理解と設定を通じて、より快適なネットワーク環境を実現しましょう。

 

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