**実引数(argument)**とは、プログラムにおいて関数やメソッドを呼び出す際に、実際に渡される値や変数のことを指します。
本記事では、実引数の定義や役割、そして実際のプログラミングにおける具体的な活用方法について詳しく解説します。
この知識は、効率的なプログラム作成において欠かせない要素です。
実引数の基本
実引数とは?
実引数は、関数を呼び出す際にその呼び出し手続き内で記述される値や変数です。
これに対し、関数定義内で受け取る変数は**仮引数(formal argument)**と呼ばれます。
実引数には、以下のようなものが含まれます:
- 変数名:呼び出し側で使用される変数。
- 定数:固定された値。
- リテラル:特定の値(例:数字や文字列)。
- 式:計算や処理を含む表現。
- 他の関数の結果:別の関数の呼び出し結果。
実引数の具体例
例えば、二つの数値の和を求める関数sum
があるとします。
以下のように定義されています:
この関数を呼び出す際、次のように記述します:
この場合、x
や1
が実引数です。
関数側ではこれを受け取るa
やb
が仮引数です。
具体的には、x
の値がa
に、1
がb
に代入され、その後a + b
という処理が実行されます。
実引数の重要性
プログラムの柔軟性
実引数を使用することで、関数やメソッドは異なる値を受け取ることが可能になり、プログラムの柔軟性が向上します。
これにより、同じ関数を様々な状況で再利用でき、コードの重複を減少させることができます。
可読性の向上
実引数を適切に活用することで、コードの可読性も向上します。
関数に渡す値が明示的になるため、他の開発者がコードを理解しやすくなります。
まとめ
**実引数(argument)**は、プログラムにおいて関数やメソッドを呼び出す際に、呼び出し手続き内に記述される重要な要素です。
実引数と仮引数の関係を理解し、適切に活用することで、プログラムの柔軟性や可読性を向上させることができます。
この知識を活かし、効率的なプログラム作成を目指しましょう。
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