エンダッシュ(En Dash)とは? 用途と使用法を徹底解説

エンダッシュ(en dash)は、文中で特定の範囲や区間を示すために使用される記号で、短い横棒「–」のことを指します。

この記号は、英語圏において一般的に使用されており、特に数字や単語の範囲を表現するのに便利です。

本記事では、エンダッシュの定義、用途、そして他のダッシュとの違いについて詳しく解説します。

エンダッシュを正しく使うことで、文章の明確性が向上し、情報伝達がより効果的になります。

エンダッシュ(en dash)

エンダッシュの基本情報

1. エンダッシュの定義

エンダッシュは、短い横棒「–」であり、小文字の「n」の幅に等しいためこの名前が付けられました。

主に文中で使用され、数値の範囲や2つの単語を結びつける際に用いられます。例えば、次のような表現で使用されます:

  • 時間の範囲:2020年から2022年までを「2020–2022」と表記する。
  • 結びつけ:シャノン=ハートレーの定理を「Shannon–Hartley theorem」と記載する。
  • 場所の表現:ロンドン・パリ間を「London–Paris」とする。

 

2. エンダッシュと他のダッシュの違い

エンダッシュと混同されがちな記号にエムダッシュ(em dash)があります。

エムダッシュは、長い横棒「—」で、小文字の「m」と同じ幅を持ちます。

エムダッシュは、文章中での注釈や副題、引用の際に使用されることが多いです。

日本語では、エンダッシュやエムダッシュの代わりに波ダッシュ「~」が使われることもあります。

 

エンダッシュの使用方法と注意点

1. コンピュータでの表現

コンピュータの文字コードでは、エンダッシュ専用の文字がASCIIに存在しないため、代わりにハイフンマイナス「-」が使用されることが一般的です。

ただし、国際的な文字コード標準であるUnicodeでは、エンダッシュはU+2013として定義されています。

HTMLでは、エンダッシュは「–」という文字実体参照で呼び出すことが可能です。

 

2. 正しい使い方のポイント

エンダッシュを正しく使用するためには、以下のポイントに注意しましょう:

  • 数字や範囲の表現に適切に使用する
  • 文中での適切な位置に挿入する(前後にスペースを入れない)。
  • エムダッシュとの混同を避ける

 

まとめ

エンダッシュ(en dash)は、数値の範囲や単語の結びつきを明確にするための重要な記号です。

正しく使用することで、文章の明確性や可読性が向上します。また、エンダッシュと他のダッシュとの違いを理解することも大切です。

文章作成において、これらの記号を効果的に活用することで、読者にとって理解しやすいコンテンツを提供することができます。

さらに参照してください:

エンディアンとは?ビッグエンディアンとリトルエンディアンの違いとその重要性を徹底解説

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By jisho5