四則演算（加減乗除）の基本とプログラミングへの応用

四則演算（しそくえんざん）は、算術計算において最も基本的な4つの計算法であり、日常生活やプログラミングにおいても欠かせない概念です。

本記事では、四則演算の基本的な定義、各演算の詳細、コンピュータ上での表記方法、さらにプログラミングでの応用について詳しく解説します。

四則演算の基本

四則演算とは

四則演算は、以下の4つの計算を指します：

1. 足し算（加算/加法）: 数値を足し合わせること
2. 引き算（減算/減法）: 数値を引き算すること
3. 掛け算（乗算/乗法）: 数値を掛け合わせること
4. 割り算（除算/除法）: 数値を割り算すること

各演算の結果は、それぞれ「和」（sum）、「差」（difference）、「積」（product）、「商」（quotient）と呼ばれます。

また、割り算の際に割り切れない場合には、「余り」（remainder）も考慮されます。

演算子の表記

算術計算では、以下のように演算子を用いて表記されます：

• 足し算: +
• 引き算: −
• 掛け算: ×（または ・）
• 割り算: ÷（または /）

国によって割り算の表記は異なり、世界的にはスラッシュ（/）が一般的です。

コンピュータ上での表記

プログラミングにおける演算

コンピュータ上では、ASCIIなどの文字コード標準において × や ÷ の記号は存在しません。

そのため、乗算は *、除算は / で表記されます。

また、剰余を求める演算は、一般に % で表されます。

演算の英略語

プログラミング言語やスプレッドシートソフトウェアでは、演算を記号ではなく英略語で表すことがよくあります。

以下に、代表的な略語を示します：

• 加算: add / sum
• 減算: sub / diff
• 乗算: mul / prod
• 除算: div / quot
• 余り: rem / mod

四則演算の実用例

日常生活における応用

四則演算は、買い物の合計金額を計算したり、時間の計算を行ったりする際に頻繁に使用されます。

例えば、3個のリンゴが1個150円で販売されている場合、合計金額は次のように計算されます：

3 個×150 円=450 円

プログラミングにおける応用

プログラミングでは、四則演算を使ってデータを処理することが基本です。

例えば、Pythonを使用した簡単な加算プログラムは以下のようになります。